30代の賢い転職エージェントとの付合い方。チャンスを逃さない秘訣とは?<後編>

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30代の賢い転職エージェントとの付合い方。チャンスを逃さない秘訣とは?<前編>

転職エージェントを最大限活用する付合い方

転職を決めてから登録するのでは遅い!

転職エージェントを活用出来ていない象徴的な例としては、退職を会社に伝えてもう転職するしか無い状態になってから転職エージェントに登録をするパターンです。

既に会社に退職を伝えているということは、次の会社を決めるまでにリミットがあるという状況だと思います。その間に良い求人が無かったり、あっても内定に至らない場合は、「受かった企業の中から選ぶ」ことになり、希望が叶う可能性が低くなります。

通常のケースで言えば退職を申請してから次の会社を決めるまでの期間は2~3ヶ月といったところですが、転職エージェントとしても案件がなければ紹介できません。

少なくとも、半年~1年ぐらいの余裕を持つことで、「強制的に決めなければいけない状態」は回避できるのではないでしょうか。

複数のエージェントに登録する

転職エージェントを利用する際には、複数の会社を利用することをおすすめします。その理由としては、

第一に、転職エージェントによって保有している求人が異なるため、複数のエージェントに登録して情報を得ることで、求人の取りこぼしが防げます。

第二に、得意分野が異なります。例えば、業界や職種など幅広く求人を取り扱い、その求人の多さが魅力のエージェントもあれば、特定の職種に特化したエージェントもあります。また、海外も視野に入れている場合などはグローバル求人に強いエージェントもあります。

このように、各社で特徴が異なるため、それぞれの良さを取り入れるためにも複数のエージェントを並行して利用することがおすすめです。

第三に、エージェントを利用していると、キャリアアドバイザーから意見やアドバイスをもらうことがあると思うのですが、複数社を利用することで1人のアドバイザーに頼るのではなく、他のアドバイザーにも相談でき、セカンドオピニオン的や役目を果たしてくれます。

では、何社を併用するのが理想なのかというと、これは個人的な意見になりますが、まず5社以上に登録し、案件の質やキャリアアドバイザーの対応などを見極めて、徐々に絞り込んで2社程度の転職エージェントを継続的に利用することはおすすめです。

「ライトな出会い」は積極的に受け入れる

転職エージェントによっては、正式な応募ではなく、カジュアルな会食などで企業の他当社と会うことを勧められる場合もあります。

そのような誘いが合った場合は、積極的に参加する事をおすすめします。このような誘いが企業から合った場合は、その企業はかなり興味を持ってくれている証拠ですし、あえて面接というフォーマルな場ではないところで会うことで、企業側も自分自身もリラックスして本音で話をすることができます。

それまでは興味を持っていなかった企業に対しても、このような形で会うことで魅力に気付ける場合もあります。

また、これは個人的な意見ですが、その申し出を受け入れることで、間を取り持つ転職エージェントにも花を持たせることができます。キャリアアドバイザーも人間ですから、こちらが自分の都合だけを押し付けてそっけない態度を取るよりも、提案を素直に受け入れて動いてくれる転職者に好感を抱くのではないでしょうか。

いくらビジネスといえども、やはり「この人のためにいい転職をしてほしい」と本気で思ってサポートしてくれた方が、可能性は広がると思います。

個人事業主として副業をする

昨今では働き方改革の推進の元、副業などを認める会社も増えています。これは転職の可能性を広げるには良い変化だと思います。

副業を通して他の会社の事業に参加することで、面接では知ることのできない内部の情報を知ることができます。その結果、自分にとって魅力的な会社と出会うキッカケにもなります。

また、企業側にとっても一か八かで正社員を雇用するより業務委託としてお手並み拝見した上でその能力や実績に納得して雇用するのであればリスクが減るので、好条件が出る可能性が高くなります。

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