今の仕事に飽きたかも…と思った時の原因6パターン

▼関連記事▼

<前編>今の仕事に飽きたかも…と思った時の症状6パターン

<後編>今の仕事に飽きたかも…と思った時の対処法のまとめ

仕事に飽きてしまう原因とは?

仕事に飽きてしまう背景には、その仕事に対する面白さが無くなってしましまうことが原因である場合が多いです。では、仕事が面白くなくなる背景にはどんな事があるのでしょうか?

単純にその職種や業界に面白みを感じなくなる場合もありますが、それ以外にも原因はあるのでご紹介します。

仕事がつまらなくなる

今仕事がつまらないですか?と聞かれて「はい」と回答できるのでればそれは間違いなく仕事に飽きているときだと思います。

ではつまらない時とはどういう時でしょうか?

例えば、確実に負けることがわかっているゲームをする時ってつまらないですよね?仕事も同じで、今の能力ではまるで太刀打ちできないような難しい役割の場合、悩んだり焦ったりという状況を通り過ぎると、完全に現状を放棄した状態となり、仕事がつまらなくなります。

また、自分個人の問題だけではなく、組織においてもその組織が有している能力と求めめられる能力にあまりにも乖離がある場合などは仕事をするのが馬鹿馬鹿しくなしつまらなさを感じる時があります。

仕事を楽しむには、現在の能力で実行可能、もしくは頑張った結果ギリギリ達成のイメージができるラインに業務の難易度を設定する必要があります。

承認欲求が満たされない

面白さを失う原因といて、「承認欲求が満たれていない」というケースがあります。多くの人は、集団の中で他人から「認められたい」「必要とされたい」という欲求がるのですが、これが承認欲求です。

以下の図はアメリカの心理学者マズローが提唱した「人間の5段階欲求」の」図です。

先進国の日本では、①、②、についての身体的欲求はほぼ満たされており、精神的欲求をどう満たすかが「幸せな人生の鍵」となっているのですが、会社に入社して③が満たされると、次に求めるのが④の承認欲求となるわけです。

ただ、こればかりは他人から与えられるものなので、自分ではどうすることもできず、頑張ったり努力しても認めてもらえない場合は欲求が満たされないことになります。そして、それがどのように「飽きる」に繋がるのかというと、

認めてもらえない>努力や頑張る事が嫌になる>成果や能力が上がらず、更に評価されなくなる>認めてもらうことを諦める>仕事をつまらなく感じて飽きてしまう

このような負の連鎖が原因となり、仕事に対するモチベーションを失っていく場合があります。

自己実現ができない

誰しもが、「自分はこうありたい」「いずれこうなりたい」とうい理想を持っていると思います。前章でご紹介した「マズロー5段階欲求」の⑤にあたる、最も最上位の欲求です。これは、若い時の方が高い理想を持ち、それを実現するためのモチベーションも高い傾向にあるのですが、社会人となり時間が経つにつれてその実現が遠のいていく事があります。

そうなると、もともとあった理想が見えなくなったり、遠のいて行くことで、同時にモチベーションも失っていくのです。これは仕事の内容や環境などの外部要因ではなく、自分自信に原因があります。

環境への魅力を感じない

学校でも会社でも同じなのですが、気の合う仲間や、信頼・尊敬できる先輩や上司がいるとうだけで頑張れることがあると思います。「誰とやるのか?」は人のメンタルを左右する大きな要因と言えます。

よく「良い御縁」などと言いますが、会社ではどんな人達と出会うかは自分では決めることが出来ないため、良い出会いがあればそれは幸運ですが、反対に「その人がいる」ことでストレスを感じたり、人間関係が全体的に良くない会社や組織で働くことで、やる気を失う場合もあります。

「環境」をには別の要素もあります。社会の中でも注目されている会社に属して、他の会社では実現できない大きなビジョンに向かっている場合、それ自体がモチベーションに繋がることがあると思います。想像してみて下さい。

  • コンビニでレジ打ちの仕事
  • 世界初の民間宇宙旅行を実現する仕事

後者の民間宇宙旅行の方が相談な目的を掲げた目標だと思います。個人的な意見ですが、コンビニのレジ打ちに命はかけられませんが、民間宇宙旅行の実現に自分が貢献できるのであれば、命の危険でも受け入れる気がします。

「どんな目標を持ち、それを実現できるだけの能力があり、みんなが高い意思を持っている。」そんな環境であれば、仕事に飽きることは少ないように思います。しかし、反対に「誰にでもできる目標で、特に能力も必要とされず、意識も低い。」という環境では、その仕事にへのモチベーションを維持する方が難しいのかもしれません。

達成や勝利の可能性を感じない

ビジネスは競争の世界です。競争相手は、競合他者の場合もあれば、自社内の他部署や、個人的なライバルとその成果を競い合ったりと、いろんなところで競争が発生しており、目標を達成したり、勝負に勝つことは誰にとっても嬉しさを感じやりがいに繋がることだと思います。

しかし、反対に負け続けていたり、未達成が続いたりすると「どうせやっても無理だろう」と諦めが先行してしまうことがあります。この”負クセ”は個人で背負ってしまう場合もあれば、組織や会社単位で陥ることもあります。

こうなると、負けてばかりの仕事がつまらなくなってしまうのです。最初のうちは悔しさや、どうにか挽回しようという力学も働くのですが、あまりにも良い結果が出ない期間が続くと自分以外の誰かの責任にしたり、「そもそも会社の方針が間違っている」などと愚痴をもらすようになってしまうと負の連鎖に陥っていると言えるでしょう。

日々の仕事のマンネリ化

同じ仕事を5年、10年と続けているとその業務がマンネリ化してきます。良い意味ではその業務の習得度が上がり、無意識的に業務を進められる状態になっているという証でもあるのですが、確かに面白さからは離れていく傾向が強いようです。

適度な緊張感や努力、未知なことへの挑戦、失敗と成功が組み合わさった状態というのは今日より明日、明日より明後日に、微量ながらに改善があったり、自分の成長を感じることができるのでマンネリ化は少ないのですが、業務レベルが一定の水準に達してくるとそれらがなくなりマンネリ化していきます。

マンネリ状態にある時は、その仕事が嫌いになったという訳ではないのですが、やはり刺激がなく物足りなく感じる人も多いようです。特に成長意欲が高い人や、変化を好む人にとっては仕事に飽きる原因となるようです。

仕事に飽きてるor会社に飽きてるの


毎日の仕事が楽しくない時、その原因が仕事にあるのか、会社にあるのかが不明確な場合があります。きちんと原因をできていない場合、解決策としてとった行動が無駄になってしまうこともあります。

例えば、会社が原因だと思って同じ業界の他社に転職したのに、実はその仕事に飽きてたことに後から気づいた場合、大きな労力を費やして無駄な転職をすることになります。

また、今の仕事が嫌なのだと思って社内で他部署に異動をしたのに、その原因が会社にあった場合は結局状況は改善しません。

仕事に飽きている場合

仕事に飽きている場合とはどんな時でしょうか?「仕事」というものを定義する上でもっともわかりやすいのは、職種と業界の二つです。

例えば営業職の人が、アポイントをとって、商談をして、納品したらまた新たな顧客を探して…このプロセスを繰り返すことがつまらなく感じた場合や、販売職の人が毎日店頭で顧客との会話に飽きてしまった場合はその職種に飽きている証拠です。

営業であれば、これまでの顧客との経験から商品企画(売る側から作る側へ)などが魅力的に感じることもあるかもしれませんし、販売職のような一期一会の接客に物足りなさを感じる場合は、特定の顧客に深く入り込むような営業職やコンサルタントの方が楽しめるかもしれません。

また、業界の相性もあります。例えば対企業を相手にしたビジネスの場合は、費用対効果や競合優位性などを論理的に提案することが求められますが、一般の個人を対象にしたサービスの場合は、より感性に訴求するようなマーケティングや商品作りが必要になります。

これらは会社がかわっても根本的には変わらない部分なので、職種を変えたり、業界を変えないと解決はできません。

会社に飽きている場合

飽きの原因が会社にある場合というのは、

  1. 評価が得られない状態(役職の階級が上がらない状態)
  2. 周囲の人に魅力を感じない場合
  3. 会社自体が成長していない(業績が上がらない)場合

などの状況が挙げられます。

評価が得られない場合、それ自体がやる気を失う原因にもなるのですが、組織の中でもメンバーマネジメント→チームマネジメント→経営メンバー、といったようにポジションが上がっていけば、同じ職種であっても仕事の内容は大きく変わり、責任も大きくなります。そのような刺激がなかったり、今の会社に期待できない状況の場合は、より自分を評価してくれる会社に転職することで状況を打破することもおすすめです。

周囲の人に魅力を感じないことで職場に飽きてしまうというのは、新人や中堅にありがちな悩みかもしれません。会社内に自分のロールモデルとなる人材がいると、それを目標として頑張れるのですが、そのような人がいなかったり、逆に「将来こうはなりたくないな」という反面教師のような人材が多いと、その環境に魅力を感じなくなります。このような場合も飽きの原因は会社にあると考えても良いと思います。

会社自体が成長していない場合というのは、売り上げが上がらず、利益も横ばい。新規事業に挑戦するもことごとく失敗といった場合なとは会社全体に停滞感が漂います。また、社員にとっての挑戦の機会も必然的に減っていき、「現状維持」の状態が長く続くことで社員は飽きていきます。同じ業界、同じ職種であっても、順調に成長している他社に転職することで飽きずに働けるのではないでしょうか。

career4meへの転職・キャリア相談はコチラ

▼関連記事▼

<前編>今の仕事に飽きたかも…と思った時の症状6パターン

<後編>今の仕事に飽きたかも…と思った時の対処法のまとめ