仕事の「もう限界」とをどう乗り切る?<中編:限界の原因>

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限界まで追い込んでしまう原因

限界まで自分を追い込んでしまう原因はなんでしょうか?環境的な要因は様々ありますが、特に性格的な部分でそのような状況に陥りやすい人の特徴をご紹介します。

常に全力

何事に全力で挑む人は、適度に手抜きをすることが下手な場合があります。例えば、学生時代にとにかく勉強を頑張った人。部活に打ち込んだ人などはその傾向が強いように感じます。

全力で挑むこと自体は決して悪くはありません。おそらく本人としても、全力で望むことで何かを成し遂げたという成功体験もあると思います。そのため仕事でも同じテンションで向き合おうとしているのだと思います。

しかし、学生時代と違うとすれば、仕事では「今日はここまでは頑張ろう」と、その頑張りにゴールを設定してくれる人はいません。仕事では、何をどこまでやるのかというのは自分で見極めてやらなければならず、成果を出しながら自分の健康面や精神衛生面は自分でバランスを取りながらやる必要があります。

真面目すぎる

職場には、必要以上に厳しいことを言ったり、悪気は無くてもきつい言い方をする人がいます。また、相手にはそんなつもりはなく何気無く言われた一言を必要以上に深く受け止めてしまう場合もあると思います。

根が真面目な人というのは、これらの言葉を必要以上に重く受け止めてしまう傾向があります。怒られたり、厳しい言い方をされると、言われている内容以上に、相手の”怒り”という感情に対して過敏に反応してしまったり、怒らせてしまった自分の責任を必要以上に感じてしまうのです。

真面目なこと自体も決して悪くはないのですが、世の中にはいろんな人がいるので、全てに真面目に向き合っていると疲れてしまいます。

人に頼れない

仕事は、特に会社に属して働くということは、周囲のスタッフと連携しながら頼り頼られて業務をこなしていくものです。

しかし、中には仕事を自分一人で抱え込んでいつもパンクしそうになってしまう人もいます。頼まれた仕事を断れなかったり、周囲に適切に協力以来をできないでいると、必然的に大量の業務に忙殺されていく可能性があります。

また、自分一人ではどうにも解決できない問題を抱えながらも、人に相談できずに悩んで多くの時間を費やし、結果的に失敗を重ねてしまうという場合もあります。

仕事も悩みも問題も、適切に分担したり、補い合いながらチームとして問題を解決していくというスタンスは、仕事をしていく上ではとても重要になります。

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うつ病になってしまうパターン

仕事で限界を超えるとどうなるのでしょうか?よくあるパターンとしてはうつ病になってしまうことです。

うつ病はその重度も様々ありますが、近年大手企業が過酷な労働を強いた結果、残念なことに追い詰められた社員が自ら命を断つという事件もニュースになっています。

命を危険に晒さないまでも、うつが原因で仕事ができなくなったり、長期で休職をしなければならなくなったりと、様々な弊害があります。

うつに関しても、環境的な要因は様々あるかと思いますが、うつになりやすい傾向があるのでご紹介します

甘えだと思って自分を責める

「辛い」と思ったり、「もう無理だ。限界だ。」と思う状況に陥っても、「こんなのは自分の甘えだ」とその感情を否定したり、そう思ってしまう自分を責めてしまう場合があります。

辛いという感覚や、精神的な限界値は人によって異なります。かりに他人が平気でも自分にとっては耐えられないこともあり、それを無理しすぎて我慢するのは健全とは言えません。

また人が精神的に最も辛いのは、人に否定されるよりも自己否定をしている時です。ただでさえ辛い状況の時に、自分で自分を否定するというのは追い討ちをかけるようなものです。

限界だということを人に言えない

限界を感じながらも、それを人に言えないという場合も多いようです。確かに、自分から「もう限界です」とはなかなか言い出しづらいのも理解できます。

「甘えている」とか「軟弱なやつ」と思われてしまうのではないか?言ったところで何も解決しないのではないか?と思ってしまい、本音を飲み込んでしまうことも多いようです。

しかし、社会では親や兄弟のように、黙っていてもあなたの異変に気づいてくれたり、無理をしていることを察してくれるということは少ないようです。

逆に、周囲も悪気無く、”何も言わないということは問題がないのだ”と思ってしまいます。これは自分自身が健全に働く上でも、業務を円滑にこなす上でもあまり好ましいことではありません。自分のコンディションがよくない場合は、勇気をもって周囲にSOSを発信することも社会人として重要なことです。

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