【自分に向いている仕事】を見つけるコツは自分自身を理解すること<前編>

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【自分に向いている仕事】を見つけるコツは自分自身を理解すること<中編>

【自分に向いている仕事】を見つけるコツは自分自身を理解すること<後編>

自分に向いている仕事とは?

「自分に向いている仕事に就きたい。合っている仕事をしたい」というのは、誰しもが求めることだと思います。

自分に向いている仕事の方が、ストレス無く働けて、成果も出せるのではないか?それだけで輝けるのではないか?という期待を抱いているのではないかと思います。

私は、過去10年に渡り、部下のマネジメントを通して、この課題を解決してメンバーにより良い環境を提供する事を考えてきました。

また、同時に自分自身が「向いている仕事」に着くために、4回の転職をして今に至ります。その経験を踏まえて、向いている仕事とは何か?また、向いている仕事をどう見つけ方について自分なりに学んだ事をご紹介します。

まずは、「向いている仕事」をして働く事のメリットをご紹介します。

ストレスが少ない

例えば、学生時代にすっと室内でゲームをしてきたような若者が営業職に配属された場合、かなりのストレスがあるのではないでしょうか。逆に、幼少期から大学までスポーツ漬けだった人に、ずっと机に座らせて、経理事務のような1円単位での細かいお金の管理をさせた場合、やはりストレスを感じることは多いようです。

上記は例えなので一概には言えませんが、ゲームなどデジタルに触れ合ってきた人であれば、エンジニアなどのやはりデジタルな業務を、体を動かして団体競技をやってきた人であれば営業職というように、”それまでの人生の文脈”に沿った仕事をすることで、ストレスは軽減できる可能性が上がります。

集中力が続く

向いている仕事をしている時と、向いていない仕事をしている時では、集中力の持続が違います。これは、子供が好きなことで遊んでいる時に何時間も夢中になれるのと同じです。

人間が1日で集中できる時間は2時間~3時間などと言われていますが、自分にあった仕事の場合この時間が伸びることは多々あります。

個人的な意見になりますが、集中力とは「体力×精神力」で構成されていると思います。若い人の場合は体力には余裕があるのですが、精神力はまだ未熟なことが多く、特に向いていない仕事(つまり嫌なこと)をする場合には、極度に精神力が削られます。

その結果、体力のみでその仕事をすることになり、その限界値の平均が2~3時間なのだと思います。しかし、向いていることをしている時は精神力のすり減りが少なく、体力と精神力の掛け算できるので、集中できる時間は伸びることになるのです。

仕事の覚えが早い

吸収とは、仕事を覚える速さのことです。この吸収が、早いか遅いかは、その仕事への興味の強さによって、スピードが大きく変わることになります。学生の頃に得意科目と苦手科目があったと思いますが、正に同じことだと思います。

私の場合、歴史が好きでした。その理由は、教科書を見ていてもノンフィクションの小説を読んでいるのと同じような楽しさがあったのです。過去に本当に起きた事が詳細に説明されており、とてもリアリティがあったので、「生きていく上で必要な知識」として、純粋に興味を持てたのです。

しかし、数学はまるでダメでした。足し算引き算、掛け算割り算さえできれば生きていくのに困る事は無いのに、複雑な方程式や、記号の定義を覚えることに何の意味があるのか全く理解できなかったのです。

何に興味を持つのかや、その背景は人それぞれです。それらにあまり理屈は無く、好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いなのです。

仕事は当然覚えることが沢山ありますし、一定のレベルまでいくと、その先は答えの無い領域で自ら学んでいかなければなりません。そんな時に、嫌々やっている仕事よりも、興味を持てる仕事からのほうが、遥かに多くを吸収でき、長期的に学ぶことができます。

成果が出る

ここまでに説明したように、「ストレスが少なく、集中できて、多くの事を吸収できる」状態になると、必然的に成果がでるよになります。

仕事に対する目的は人それぞれあるとは思いますが、会社という組織で働く以上、求められる成果を出すことは必須です。その責任を全うできているという手応は、仕事を続ける上でとても重要です。

成果が出ないと、自信を失い、迷い、つまらなくなります。正に「この仕事は自分に向いていないのではないか」と考え始めるキッカケにもなり、悪循環となります。

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