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【自分に向いている仕事】を見つけるコツは自分自身を理解すること<前編>
【自分に向いている仕事】を見つけるコツは自分自身を理解すること<後編>
どんな仕事が向いているのか分からない
向いている仕事に就くメリットは分かったとして、多くの人の悩みは「自分にはどんな仕事が向いているのかが分からない」ということだと思います。
20代の場合
20代の場合は、自分に向いている仕事を見つけている人の方が少ないと思います。就職活動では、会社を選ぶ際に「自分にはどんな仕事が向いているのか」を考えたと思いますが、実際に体験することなく、明確な答えを見つけることはかなり難しいと思います。
私自信、20代のころはどんな仕事が自分に合っているのか散々悩みました。20代で3回の転職をしているのですが、その度に悩み、実際に仕事を変えてきました。
その結果至った答えとしては、まず、「自分に向いている仕事が何なのかが分からない」ということを受け入れることが重要です。分からないことを受け入れれば、無理に答えを出そうせずに、いろんな事を試す期間時期であると割り切る事ができます。
例えば、3つの料理を食べて一番好きな一皿を選ぶのと、10の料理を食べて一番好きな一皿を選ぶのであれば、後者のほうが自分の嗜好にあった料理である可能性は高くなります。仕事も同じです。
向いている仕事が何なのかが分からずに困っている20代は、無理に答えを出そうとせずにとにかく多のことを体験することをおすすめします。そして、「自分に向いている仕事はこれだ!」と胸を張って言える答えを見つけて30代を迎えることができれば、良いキャリアが築けると思います。
30代の場合
30代にもなると、20代のときほどはチャレンジングなことはできません。安易に転職を繰り返すと、収入を下げることにもなりますし、家庭を持っている場合などは尚更です。
私自身も現在38歳ですが、自分に向いているベストな仕事は何かを聞かれたら、正直答えに迷ってしまいます。しかし、いままでの経験からベターな仕事を想像することはできます。
どうせ世の中の全ての仕事を経験することは無理なのです。そこで私個人としての結論は、ベストは追い求めず、ベターな仕事を選び、その仕事を極めていくことで、「その仕事に向いている自分を作っていく」ということです。
「好き」と「得意」は別
「好き=得意」という考え方もありますが、マネジメントをしていると、そうではない場合を良く目にします。必ずしも好きなことが得意であるわけではないし、得意だからといって好きだとは限らないのです。
「好き」な仕事が向いているとは限らない
「好き」というのは、自分の中で完結する価値観です。しかし、「向いている」というのは、自分以外の誰かの評価や、数値的な優位性が伴う客観的な評価です。
「好き=得意」という考え方もあるのですが、そうではない場合もあります。野球好きの人が全員プロ野球選手になれないですよね。
向いている仕事を探す上で、自分の納得感もとても重要なのですが、同じくらい大切なこととして、他人の意見というのもとても重要です。そして、「向いている仕事」とは、自分にとって「成果が出しやすい仕事」であるということを理解する必要があります。
向いている仕事を探そうとして、好きなことだけを追求したとしても、そこで成果がだせなければその仕事を長く続けることは難しいからです。
好きな事というのは、必ずしも仕事で実現しなくても趣味として満喫する方法もあります。しかし、仕事はやはり稼ぐ為(生きる為)の手段なので成果が伴わなければなりません。
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